暑くなってエアコンをつけたとたん、カビ臭い匂いが「ぷ~ん」と出てきて顔をしかめた経験ないですか?
エアコンからする臭いはどれも、くさいイメージが先行してしまいますね?
カビ臭さに限らず、汗の臭いや酸っぱい匂い、時間・日数の経ったぞうきんの臭いまですることがあります。
要は生活臭なのですが、なぜすぐに臭くなるんでしょうか?
エアコンが臭くなる仕組み
夏にエアコンを使うと、エアコン内部では必ず結露が起こります。
つまり水分が発生しているということです。
発生した水分を排出する(逃がす)ためのドレインホースというものもあり、きちんと室外へと水は排水されています。
話を元に戻すと、結露が発生するのは熱交換器と呼ばれる細かいアルミのフィン部分です。
フィンの間隔は狭く、その間を空気が通り抜ける際に冷やされるのです。
通り抜ける空気には空気中の浮遊物(カビの胞子やかび、ハウスダスト、ゴミ、ほこり等々)が含まれています。
ただでさえフィン間隔は狭いうえに、水気がたっぷりでは浮遊物=汚れが吸着して当然です。
つまり水分と、ハウスダストなどの栄養物が揃い、運転停止後の内部温度の上昇で、容易にカビの繁殖に絶好の環境が出来上がります。
他の臭い物質も吸着されると思いますので、カビ臭はもちろん、いろいろなニオイが吹き出してくるのは当然のこととも言えます。
しかも、一度でも冷房を使用するとカビ発生、においの吸着といった条件を満たすのです。