エアコンクリーニングのお問い合わせを受けているとよく、
「我が家のエアコンは全く冷暖房が効かないのですが、エアコン洗浄で効くようになりますか?」
という質問が本当に多いです。
シーズン中には、必ずこのようなお問合せが必ずあります。
エアコンの冷暖房機能がきかなくなっている原因は何パターンかが予想されます。
エアコンが効かなくなる原因とは?
エアコンが効かない理由は大きく3つ。
1.エアコンがホコリやカビなどの汚れで目詰まりしていて本来の性能を出せない。
2.冷媒ガスの不足
3.故障
1の場合はエアコンクリーニングを行えば、冷えるようになります。
一般的には、熱交換器が汚れていて目詰まりし、空気の通りが悪く、室内の暖かい空気をうまく冷やす(熱交換する)ことができずに、暖かい空気のまま吹き出すという症状が多いです。
まれに、全く掃除をしないお宅のエアコンだったりすると、エアフィルターがホコリ等で完全に目詰まりしていて、そもそも風がほぼ通らないという強者のエアコンもありました。
その場合は、エアフィルターの清掃だけで十分冷えるようになったんですね。
冷えない時はまず、エアフィルターが目詰まりしていないか確認しましょう。
よっぽどの汚れがたまると、室内に風を送るクロスフローファン(送風ファン)に汚れがたまりうまく送風できなくなることも考えられますが、通常ではあり得ないですね。
2の場合は、長年の間に熱交換をする冷媒が徐々に漏れて冷媒不足となっているか、何らかの原因で漏れて冷媒が足りなくなった状態です。
冷媒が足りないとエアコンは冷暖房時の熱交換ができなくなるので、冬はもちろん夏はエアコンは冷えなくなってしまいます。
3の時は素直に修理しましょう。
エアコンクリーニングではどうすることもできません。
お問合せを受けた中でも、故障しているというパターンは意外に多いです。
故障は、基板(コンピュータ)の故障から、接触不良、室外機の故障など様々です。
メーカーさんか、購入した電気屋さんで相談すると良いと思います。
ちなみに、水が漏れてくるというお問い合わせもあります。
エアコンクリーニング後にお電話をいただくことが多い例です。
故障というよりは、ドレインパンに汚れが残っていたか、ラムダ型と言われる背面まで熱交換器がある、エアコンの背面にある細いドレインパンが原因で水漏れする例もあります。
水漏れは、もしエアコンクリーニングを実施していたら、クリーニング業者に依頼すれば、アフターフォローとして責任もって直してくれると思いますよ。