なぜ昔のエアコンは掃除しなくて良かったのでしょうか?
今のエアコンはリモコンがついているので、電源のオン・オフは一発です。
ちょっとした付加機能があるものなら、内部乾燥という目的で冷房停止後もしばらくは自動で送風状態を続けた後停止てくれるものもあります。
一昔前のクーラーと呼ばれていた冷房専用機の場合、冷房運転をする前に5分程度の送風運転を、また停止前の5分から10分ほどは、送風運転をしなければ、壊れると教えられて送風運転をしていました。
運転前後の送風運転という手順が功を奏してカビの抑制に役立っていたのではないでしょうか?
とても簡単なカビ対策とは?
夏季に冷房運転をするとエアコン内部には必ず水(結露水)でビショビショに濡れてしまいます。
そのままスイッチを切ると内部が濡れたまま室温が上昇し、高温多湿状態になり、運転中に吸い込んだホコリやハウスダスト、かびの胞子などでカビが一気に育つ環境が出来上がってしまいます。
電源オフのまえに送風運転をすると、内部の湿度を排出し乾燥させることが可能で、カビの増殖を抑制する効果が期待できるのです。
それにしても、その頃でもカビの発生や酸っぱい臭い、雑巾のような臭いは発生していたと思われますが、そのころは気にする人もいませんでした。
そもそも、普通の人はエアコンクリーニングなんて発想もなく、水をかけるなどということが出来るとは夢にも思わなかったでしょうね。