「エアコンクリーニングを自分でやると意外と簡単だった」ということをよく耳にします。
ネット上にはエアコンを自分でクリーニングする時のやり方や注意点などがいっぱいあります。
しかも、費用もプロの業者に頼むよりも半分以下(中には10分の1なんてページもありました!)で済んでしまいます。
どれも見ていると自分で出来そうな気になりますが、初めての方はちょっと待ってください。
今まで何百台と洗ってきた経験上、エアコンの内部洗浄というのは、初めてエアコンクリーニングを自分で掃除しますという方が簡単にできるような作業ではありません。
こんな方は業者に任せましょう
まずはエアコンをクリーニングする時に目の前に立ちはだかる「分解」という大きな壁があります。
そう、エアコン内部を掃除するときは、エアコンのカバーをドライバーを使ってネジを外して着脱しなければならないし、上下風向ルーバーを湾曲させながら壊さないように外すという作業が必要です。
ネットの紹介記事も、プロの掃除業者さんも、いとも簡単にやってしまいますが実はそんなに簡単ではないんですね。
私たちが必死になって悪戦苦闘するようなエアコンの分解作業は、彼らにとってはいつもの日常作業なので出来て当たり前なんです。
とにかく、エアコンのカバーが外せないことには掃除が出来ないので、これがダメならプロのおそうじ業者さん(ダスキン、おそうじ本舗、各メーカー等いろいろあります)に電話したほうが絶対いいと思います。
汚れていないのに臭いのは
吹き出し口から中を覗いたことがありますか?
多くの方があまり気にされていないのですが、エアコンの汚れは吹き出し口付近をよく観察すると、そのエアコンがどの程度汚れているか(カビ菌などにどのくらい汚染されているか)が大体分かるようになります。
「日常のお手入れはきちんとしている」という方も多いでしょう。
エアコンのエアフィルターなら定期的に掃除機がけしているし、取扱説明書に書いてあるお手入れの仕方は、きちんとやっている。
それでも、エアコンから出てくる風が、なんだか臭い、すっぱい匂いがするなんてことはよくあるんですね。
エアコンの日常のお手入れをしていても、エアフィルターや、フィルターを外した奥のアルミ製の熱交換器などはあまり汚れが少ないように見えるものです。
しかし、エアコンが空気を冷やす仕組み上、どうしても目に見えない内部には細かなホコリや、カビの胞子やカビ菌、細菌など(ハウスダスト)がたくさん吸着していきます。
本当に想像を上回る量のハウスダストです。
しかも、一旦汚れが吸着し始めると、エアコンを使っていない間にはカビの繁殖、増殖がどんどん進んでいくのです。
なので、知識や経験が少ない素人の掃除に挑戦するよりも費用はかかりますが、きちんとしたプロのエアコンクリーニングをしてもらったほうが費用対効果も良いと思いますよ。