市販されているエアコン用洗浄スプレーを使うときには注意することがあります。
洗浄スプレーは、使い方を間違えるとエアコンが故障したり、水漏れ発生の原因になることもあるので、十分に注意して使う必要があります。
気を付けるポイントとは?
取扱説明書に従ってクリーニングを行うのはもちろんですが、まずはじめに掃除を始める前には、必ずエアコンのコンセントを抜くことです。
そして電装部品には洗剤をかけないこと。
コンセントを入れたまま掃除を始め、通電している箇所に洗浄スプレーの洗浄液を吹きかけてしまうとショート(感電)してしまい、動かなくなってしまうこともあります。
また、あまりにひどく汚れている状態で使用すると、汚れ(ほこりなど)が外の配管(ドレインホース)から抜けきらず、詰まってしまうこともあり、そのまま運転してしまうと水漏れを起こし、室内に溢れだすことになります。
掃除の最中には、うまく水が流れているように見えても、ゴミなどが経路に残っていたりするとスイッチを切った後で水気がなくなり乾燥して固まり、排水経路が詰まる原因になることもありますよ。
清掃業者のエアコンクリーニングでは、大量の水を使って洗い流しますし、専用の機材を使い排水の詰まり具合も確認できるのですが、個人が自分で掃除をするときに使う数本程度のスプレーでは、全然使う水の量が違います。
また、洗浄スプレーの成分には熱交換器(エバポレーター)のアルミフィンを長期的に腐食させてしまうものあるとか。
後々、プロの内部洗浄の時にフィンが高圧洗浄に耐えきれずに吹き飛ぶこともあるそうです。
業者に掃除を頼むときには「以前にエアコン洗浄スプレーを使ったことがある」と一言添えたほうが良いそうです。